皆さんのご要望にお応えしてついに登場。さあ、あの方の時計のお話をどうぞお楽しみください。
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Three On Three セイコー、ハミルトン、ティソ アンダー10万円モデルを徹底比較
Talking Watches ジョン・メイヤー 6年を経て再会する珠玉のロレックス・コレクション
時計愛好家は、なかなか自分の意見を言わないものだが、次のTalking Watchesは誰に登場して欲しいかと質問すると皆さんはっきりとしたご意見をお持ちだ。今日は、そんな皆さんが、熱望していた方なので、間違いなくご満足頂けるはずだ。作家であり、シェフであり、テレビの司会もこなし、かつパイロットでもある、あらゆる意味で凄い人、アルトン・ブラウン氏。ロレックス レディースルトン氏は、料理界とショービズ界の大御所で、彼の料理番組『Good Eats』は大変な人気番組であり、アイアン・シェフ・アメリカ(アメリカ版料理の鉄人: 3年の休止から復活し、現在番組制作中)と今年のアイアン・シェフ・ガントレットの両番組の司会もなさっている。また、ライブショー“Eat Your Science”であちこちを忙しく飛び回っている方でもある。
Talking Watchesを通じた私のこれまでの経験の中でも、アルトン・ブラウンという名はインタビュー候補として最も多く上がっていたので、この度Peabody and James Beard賞を受賞した有名なシェフであるアルトン・ブラウン氏のお話を伺うことができることを大変誇りに思う。
Alton Brown Watch Collection
アルトン・ブラウン氏は、今回HODINKEE本社に6個のお好みの時計を持ってきて下さり、そのうちの5個は、ダイバーズウォッチだった。
ロレックス GMTマスター Ref. 6542
Alton Brown's Rolex 6542.
アルトン氏が飛行機に乗るときの相棒? だってGMTマスターですから。
アルトン・ブラウン氏はテレビ番組のホスト、プロデューサー、作家そして飛行機乗りでもある。そしてこのGMTマスターは、飛行機を操縦するときに着けるべき時計だ。Ref.6542モデルは、GMTマスターの初期モデルで、この後のモデルは、価格を下げるために堅牢さを失い、ベークライトベゼルがアルミベゼルに変更になった。
ロレックス サブマリーナー Ref. 1680 赤サブ
reference 1680 Red Sub
このモデルRef. 1680 赤サブは、ベゼルに味わい深い摩耗があり、文字盤もくすんでいる。
アルトン氏が、この1680 赤サブをお気に入りの時計の一つに選んだ理由は、ベゼルのすり減り具合と文字盤のインデックスの味わい深いくすみ具合だ。サイズも腕時計としてはなかなか大振りだが、それがまたいいところなんだとか。こういった部分こそが、サブマリーナーを収集する大きな楽しみのひとつだと言えるのではないだろうか。なぜなら、どんな人生、歴史を歩んできたかという証しそのものなのだから。