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個性的なデザインが話題の腕時計


前述の通りカラトラバの名前が出てきたのは後年で、当時は96という型式が付けられました。

そして以降デザインコードとして確立されたこの初代は、当時ドイツにあった先進的な芸術学校「バウハウス」の影響を強く受けていたことで知られています。

バウハウスはモダニズムなどのデザイン研究がさかんで、「形態は機能に従う」という方針の教育が行われていました。ジラール・ペルゴそれまでの機械や建築は様式や歴史に則ってデザインされていましたが、新たな時代には機能を追求することで洗練された美しいデザインになると考えられるようになったのです。

その結果、Ref.96(クンロク)はこれまでにない機能性とシンプルさを備えた腕時計となりました。


Ref.3796は、1982年に誕生したRef.96の流れをくむカラトラバです。

そして実はこの頃、ようやくRef.96(クンロク)から続くデザインコード―シンプルでケースと一体化したラグを持つ3針もしくはスモールセコンドを備えたモデル―が、「カラトラバ」と呼ばれるようになりました。

Ref.3796はRef.96(クンロク)の正当な後継機としてデザイン踏襲して作成された、カラトラバの中のカラトラバと言えます。しかしながら「現代版クンロクの原点」と称される理由、それはムーブメントがハイスペック化したことにあります。

搭載されるムーブメントCal.215は、1970年代までカラトラバで用いられてきたムーブメントとは大きく異なるものでした。なお、後述する現行カラトラバでもCal.215は載せられています。

大きな変更点は、振動数が28,800振動/時とハイビート化したこと。従来のカラトラバに搭載されていたムーブメントは10系にしろ12系にしろ、18,000~19,800振動/時でした。

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